スカイマイルの基本

「スカイマイル」とはデルタ航空のマイレージプログラムの名称です。
米系の航空会社らしく、いくつか日系には見られない特徴をもっています。

  • マイルの有効期限がない
  • マイルを譲渡することができる
  • マイルを購入することができる
  • 特典航空券を譲渡することができる
  • 特典航空券が燃油サーチャージ込み
  • マイルの事後加算の期限が少しだけ長い
  • ブラックアウトデイトの適用がない
  • 片道特典航空券は10,000マイルから

これらの特性をうまく利用すれば、短期間でマイルをざっくり貯め、航空券を入手することが可能です。

マイルを貯める

基本的には

航空券(燃油サーチャージなどの航空会社が課金する追加料金を含む)のご購入1ドルごとに5マイルを獲得できます。
マイルと言っても距離に応じて加算されるわけではないので、ご注意を。
この制度は2015年1月1日以降のフライト分から適用されています。

その他にも、提携ホテルやレンタカーなど、様々なマイル加算の手段が用意されています。

効率よくためたいならボーナスマイルを知ることが大切

お得意様である上級会員(メダリオン)になると、基本の5マイルとは別にボーナスマイルを上乗せして獲得することができます。
ボーナスはランクによって2〜6マイルで、最上級のダイヤモンドメダリオンであれば、倍以上のマイルを獲得できることになります。

また、提携クレジットカードをデルタ航空への支払いに使うと1ドルにつきさらに2マイルの上乗せがあります。

「上級会員(メダリオン)&提携クレジットカード」が最強の組み合わせなんです。

上級会員(メダリオン)&提携クレジットカードが気になる方はこちらで詳しく説明しています。
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

他社便で貯める

提携航空会社利用時のマイル積算は、ファースト&ビジネスクラスは150%、プレミアムエコノミーでは100%、エコノミー&割引エコノミーだと75%、大幅割引エコノミーだと50%積算になります。
しかも、ここでも上級会員(メダリオン)は40%〜120%のボーナスマイルが加算されます。

また、日本国内限定ですが、国内線をフライトした時の搭乗券でスカイマイルが貯まる「ニッポン 500 マイル・キャンペーン」というキャンペーンを毎年行っています。
このキャンペーンは、全ての日本国内定期路線(LCCを含むすべての航空会社・運賃・クラス)を対象として、1フライトにつき500マイルを獲得できます。
1年間の対象期間が設定されていますが、ここ数年は毎年開催されているキャンペーンですので、実質無期限になっています。
利用方法は搭乗券の半券を送るだけとお手軽ですので参加しない手はないですね。

マイルを使う

スカイマイルには、マイルを特典航空券に交換できない期間いわゆるブラックアウトがありません。
マイレージレベルは、Level1から5までの5段階が設定されています。(Level1と5では必要マイルに2倍以上差があります)

主な地域の日本出発便の交換に必要なマイルは以下のようになっています。(いずれもLevel1でデルタ・ワン利用)

  • 韓国: 15,000マイル
  • アジア: 30,000マイル
  • ハワイ: 50,000マイル
  • アメリカ本土: 70,000マイル
  • ヨーロッパ: 80,000マイル

無期限のスカイマイルなら、いつかは到達できるんです!

効率良く貯めるにはメダリオンを目指す

いずれにしろ、マイルを上手に貯める・使うには上級会員であるメダリオン会員になる必要があります。
その条件は、1年間(1月1日から12月31日まで)に一定のメダリオン会員資格取得必要マイル(MQM)またはメダリオン会員資格取得必要区間(MQS)を獲得することとなります。
例えば、ゴールドメダリオンですとMQMは50,000マイルなので、日本-アメリカ本土間であれば5往復飛ぶ必要があります。

海外出張の多いビジネスマン以外ではなかなか乗れそうもないですが、そんなゴールドメダリオン獲得と提携クレジットカードの入手を同時に出来てしまう手段もちゃんと用意されています。

「デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」であれば、カードを所有している間は「ゴールドメダリオン」と「提携クレジットカード」の条件をクリア出来てしまいます。

デルタ スカイマイルアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

無理に飛行機に乗ってマイルを稼ぐのであれば、会費を払って時間とお金を節約するのもひとつの選択肢となりえますね。