デルタ航空の客室クラス新設
「デルタ・ワン スイート」「デルタ・プレミアムセレクト」と、立て続けに新しい客室クラスが発表されているデルタ航空。
そこで、新クラスも含めた現時点(2016年12月)での客室クラスをさらっとまとめたいと思います。
デルタ・ワン
長距離国際線と米国横断フライトで設定されている、最上級クラスの客室です。
デルタ航空には他社で言ういわゆるファーストクラスはありませんので、デルタ・ワンが最上級クラスとなります。
シートはヘリンボーン式またはスタッガード式の180度リクライニング可能なフラットベッドシートが採用されています。
Westin Heavenlyの寝具でばっちり体も休められます。
Allesiの食器で提供されるシェフ監修の機内食もデルタ・ワンでしか味わえません。
空港のエアラインラウンジを利用できるのもデルタ・ワンの特徴です。
出発前からワンランク上のサービスが体験できます。
デルタ・ワン スイート
2017年秋からのサービス開始が予定されている、新型のデルタ・ワン(ビジネスクラス)です。
フルフラットシートに加え、座席と同じ高さのドアが設けられ、プライベート空間が確保できるようになっています。
通常のデルタ・ワンよりも大きい18インチのディスプレイで様々なコンテンツを楽しめます。
まずは、エアバスA350型機に32室設置され、その後ボーイング777型機への導入が予定されています。
デルタ・プレミアムセレクト
先日発表されたばかりの新設クラス「デルタ・プレミアムセレクト」です。
デルタ・ワンとメインキャビンの間に設定され、サービスはデルタ・ワンに近い内容となっています。
ゆとりのあるシートピッチ、フットレスト・レッグレスト付きの座席、Alessiの食器での機内食のサーブ、TUMIのアメニティキットなどワンランク上のサービスが体験できます。
2017年秋に導入予定のエアバスA350型機に48席、続いて2018年にボーイング777型機への導入が予定されています。
ファーストクラス
ファーストクラスと言うと、ビジネスクラスより上の最上級クラスを想像しがちですが、デルタ航空の場合は事情が異なります。
デルタ航空ではアメリカ国内線や国際線の一部の上級クラスが「ファーストクラス」という名称を使用しています。
日本発着では、グアム・サイパン・パラオ行きのミクロネシア路線でファーストクラスの設定があります。
また、ミクロネシア路線では空港のエアラインラウンジは使用できませんのでご注意ください。
ウェルカムドリンクや食器での食事のサーブがあり、シートピッチがメインキャビンより最大8インチ広くなっています。
ただし、ミクロネシア路線の機材は基本的にモニターがついていないので、その点は覚悟が必要です。
デルタ・コンフォートプラス
メインキャビンの前方に配置されるゆったり座席のクラスです。
シートピッチはメインキャビンより最大4インチ広くなっています。
優先搭乗や専用の上部の棚、長距離路線での軽食やアルコールなどのサービスがあります。
上級のメダリオン会員であれば、条件付きでメインキャビンからの無償アップグレードが可能となっています。
メイン・キャビン
デルタ航空ではエコノミークラスは「メイン・キャビン」という名称です。
さらにエコノミークラスの座席にもいくつかの種類が存在します。
プリファードシート
メインキャビンの中でも、前方の窓側・通路側や、非常口近く、バルクヘッド席など、通常より足元にゆとりがあったり、人気だったりする席に割り当てられる区分です。
出口近くに位置することで、後方の席より早く降機できるというメリットもあります。
追加料金を支払うことで指定が可能になります。また、メダリオン会員は無償で指定可能です。
濃い青の席がプリファードシートです。
ベーシックエコノミー
2012年からLCCに対抗するために取り扱いが始まった区分です。
メインキャビンの中でもさらにお得なのがベーシックエコノミーです。
その代わり、いくつかの制限事項があります。
- チェックイン後またはゲートで座席を割り当て
- リスクフリーキャンセレーション期間後は同日の時間変更または航空券の払い戻し不可
- 機内へ案内が最後になる
- 有償・無償に限らずアップグレード、プリファードシートは利用不可
お金はかけたくないけど時間はある人や、一人旅におすすめです。
最近はアメリカン航空やユナイテッド航空でも同様の運賃を設定し始めました。
デルタ航空の先見性が証明されてしまいましたね。
予算に合わせた旅行プランが作れます
様々な運賃区分を設定することで、あらゆる乗客のニーズに対応できるのがデルタ航空です。
デルタ航空の上級会員であるゴールド・メダリオンの資格があれば、デルタ・コンフォートプラスへの無償アップグレードや、プリファードシートの無料指定などが可能になります。
毎年、海外旅行へ行く方ならメダリオン会員はおすすめです。
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード