デルタ・プレミアムセレクトが登場
デルタ航空に新しい運賃クラス「デルタ・プレミアムセレクト」が登場となります。
2017年秋から、一部の国際線での提供に始まり、順次拡大される計画のようです。
「DELTA PREMIUM ECONOMY」と名付けられたシートは従来のメインキャビンとはどのように違うのでしょうか?
デルタ・コンフォートプラスとの違いも気になりますね。
デルタ・プレミアムセレクトのここがすごい
デルタ・プレミアムセレクトがどの程度すごいのか、項目別に特徴を見ていきます。
シートがすごい
38インチのシートピッチ、19インチのシート幅、7インチのリクライニングが可能。
メインキャビンが、シートピッチ31-32インチ、シート幅17.2インチですので、かなり広くなっています。
デルタ・コンフォートプラスよりも広いスペースが確保されています。
これは、JALなど他社のプレミアム・エコノミークラス並の空間と同等といえます。
また、シートは調整可能なレッグレストとヘッドレストを備えています。
アメニティがすごい
デルタ・ワンでお馴染み「ウエスティン・ヘブンリー」のブランケットと枕、「TUMI」のアメニティキットが用意されています。
アメニティキットには、これまたデルタ・ワンでお馴染み「マリン・アンド・ゴッツ」のアイテムや靴下、アイマスクなどが含まれています。
TUMIのケースはデルタ・ワンと違うデザインで、こちらはこちらでおしゃれです。
食事がすごい
出発前のドリンクサービス、「アレッシィ(ALESSI)」のテーブルウェアで提供される、就航都市から着想を得た食事が楽しめます。
もちろんデルタ・コンフォートプラスでいただけるような軽食も用意されていますので、小腹が減っても安心です。
エンターテインメントがすごい
13.3インチのモニターを装備し、「デルタ・スタジオ」で映画などを見ることができます。ノイズキャンセリングヘッドホンも用意されています。
メインキャビンのモニターが9インチ、デルタ・ワンが15.4インチなので、かなりの贅沢サイズになっています。
充電がすごい
座席に充電用のポートが装備されているので、持ち込んだ端末の電池の残量を気にする必要はありません。
空港でもすごい
専用チェックインエリア、優先セキュリティライン、優先搭乗、手荷物の優先受け取りといたれりつくせりな、スカイ プライオリティサービスを受けることができます。
無駄な待ち時間が減って、航空旅行にありがちなストレスから解放されることはありがたいですね。
これらの特徴を見てみると、DELTA PREMIUM ECONOMYと言いつつ、ビジネスクラスのサービスと比べても遜色ない仕上がりとなっています。
足元が少し広いだけの「デルタ・コンフォートプラス」とは全く別物と思ったほうがいいですね。
いまのところ価格は不明ですが、メインキャビンからのアップグレードも可能となっています。
2017年秋のお目見えです
デルタ・プレミアムセレクトは2017年秋から、まずはエアバスA350型機に48席が導入される予定です。
同時にデルタ・ワン・スイートは32席、メインキャビンは226席設置されます。
座席は、デルタ・ワンとメインキャビンの間に配置されます。
その後は、2018年初頭にボーイング777型機への導入が予定されています。
価格はまだ発表されていませんが、今月始まったアメリカン航空のプレミアムエコノミーは参考になるかもしれません。
デルタ・ワン・スイートに関する記事はこちら
「全席スイートのビジネスクラス」
デルタ・コンフォートプラスに関する記事はこちら
「デルタ・コンフォートプラスのご紹介」
注) 新クラスの名称が「デルタ・プレミアム」から「デルタ・プレミアムセレクト」へ変更されています。