CNNの情報によりますと、デルタ航空は定員超過となった便で乗客が座席の譲渡に応じた場合、最高約1万ドル(約109万円)の補償金を提供する方針を出したとのことです。
直前に起きたユナイテッド航空での乗客引きずり回し&強制降機事件への批判が高まっていることもあり、ライバルとの体質・対応の違いをアピールする狙いも考えられます。
提示できる補償金の額は従業員の職位によって異なっていて、ゲートに配置された係員は最大800ドルから2,000ドル、管理職の場合は1,350ドルから9,950ドルにそれぞれ引き上げられたようです。
2015、16年の平均支払い額が1,180ドルだったとのことですが、平均が少し上がる可能性はあるにしても、満額まで行くことはほとんどないと思いますので、デルタとしてはわずかな費用増でいい宣伝が出来た形となりました。
ライバルの不祥事も利用してしまうとは抜け目無いですね。