ペットを連れて飛行機に乗りたい

ペットが家族として生活するのが当たり前になってきた現代、ペットを連れた旅行や引っ越し、帰省などのニーズも増えてきているようです。
そこで、日本からアメリカへ行く場合を例にして、デルタ航空でのペット輸送の条件・規約を解説していきます。

ペットを客室に乗せられる?

ペットを飛行機に乗せられるが、客室ではなく貨物室という航空会社は少なくありません。
日系の会社もケージに入れて貨物室が一般的です。
ただ、貨物室での熱中症での死亡や、ストレスによるケガなどのいたたまれない事故の発生も見受けられます。

デルタ航空では、条件はありますがペットを客室に同伴することが可能です。

  • ケージに入り、中で楽に身体を動かせるくらいのサイズであること
  • ケージが正面の座席の下に納まるサイズであること
  • 生後16週間以上経過していること
  • ケージ1つに対しペットは1匹のみ(離乳していない場合は例外)
  • 犬または猫のみ
  • メインキャビン(エコノミークラス)のみ
  • 搭乗者1人につき1匹
  • 平均飛行時間が12時間以内

 

これらは、日本からアメリカ本土への移動の際の条件が含まれます。
出発国や到着国で条件が異なってきますのでご注意ください。

また、これらの条件にあてはまらず、客室で移動できない場合でも貨物扱いで移動することも可能です。
その場合は、デルタカーゴでの輸送になり、貨物輸送の予約や国際ペット動物輸送協会(IPATA)での輸送の手配が必要になります。

運賃・予約は?

機内に持ち込む場合は、出発時刻の48時間前までに専用電話窓口(800-221-1212)への事前連絡が必要です。
また、各フライトにペットの輸送数制限が設けられています。

料金は、日本 – アメリカ間の場合は、片道あたり$200.00になります。
チェックイン時の支払いになります。

デルタカーゴの場合は、出発の14日前以降の予約になります。
輸送費は、日本 – アメリカ間で$800.00以上かかります。

ハワイは要注意!

残念ながら、デルタ航空のハワイ行きの便では、ペットを機内に持ち込むことができません。
また、ハワイへ動物を持ち込む場合、出発の10日前以降に作成された動物の健康診断書および狂犬病予防接種証明書が必要となります。

他にも、犬および猫にはすべて、ハワイへ到着後120日間の検疫での係留期間があります。
120日なんてとっくに帰国してますね。

旅行や出張などの短期の滞在では、あきらめたほうがよさそうですね。

おすすめのケージ

デルタ航空では、「ソフトタイプ、ハードタイプどちらの場合も、最低 2 面に通気性があり、水などが漏れないような作り」のケージを使用することと定めています。
その他にも、座席の下に入るサイズ(機材ごとに異なる)以内である必要もあります。

ペット連れの旅行者の間で人気なのが、Sherpa社のキャリーです。

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デルタ航空のモデルも出ています。

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お客さま、はみ出てますよ…

 

まとめ

飛行機でペットと一緒に移動するには厳しい制限がありますが、安全・健康のためと考えれば納得です。
しっかりルールを確認して、早目の準備を心がることが重要ですね。