アライアンスって?

エアライン・アライアンス、航空連合とも言い、同一連合内で様々な便宜を図り利便性を高める仕組みです。
単に「アライアンス」とも言います。

アライアンスを組むことで航空会社と乗客の両方にメリットが生まれます。

航空会社は、

  • コードシェア便を運行することで、機材の効率化や路線を拡大できる
  • マイレージプログラムの相互運用やチェックインカウンター、ラウンジの共有で顧客を囲い込める

一方乗客は、

  • マイルを効率よく貯められる
  • 空港ラウンジの利用拡大
  • 特典航空券の選択肢が拡大

などメリットだらけです。

そして、世界には大規模な提携グループが3つあります。 「スターアライアンス」「ワンワールド」と「スカイチーム」です。

3大アライアンスを比較

アライアンス スカイチーム スターアライアンス ワンワールド
ロゴ  skyteam-logo-1024x1018  star_alliance_logo-981x1024  oneworld-logo
設立年 2000年 1997年 1998年
加盟社数 20社 27社 15社
上級会員 エリート、エリート・プラス シルバー、ゴールド エメラルド、サファイア、ルビー
日系エアライン なし ANA JAL
 米系エアライン デルタ航空 ユナイテッド航空 アメリカン航空
特徴  安めの航空会社が多い。アジア系が充実。アメリカへ行くならデルタ一択。  世界最大規模のアライアンス。就航都市も最多なので使いやすい。ヨーロッパ系が充実。  運賃はやや高め。加盟者数は伸びてきている。

スカイチームの特徴は?

ここで、デルタ航空が加盟するスカイチームの特徴をもう少し深堀りしてみたいと思います。

20社のうち6社とアジア系エアラインの構成割合が高い

スターアライアンスの27社中7社、ワンワールドの15社中3社と比較すると高めの構成比率になります。
アジアの顧客を重視している傾向が見られますね。

料金が安めの航空会社が多い

チャイナエアライン、大韓航空、アエロフロートロシア航空、ベトナム航空、中国東方航空などやや安めの設定の会社が多い。
安さを重視する乗客にはなじみやすいかと思います。。

アメリカへのエアラインが少ない

日本からアメリカ本土へ行く場合は、デルタ一択となります。
デルタファンなら問題ないですが。

日系エアラインの加盟はなし

第3のエアラインができれば加盟するでしょうが、難しそうですね。
デルタに頑張ってもらいましょう。

マイルを気長にためられる

デルタ航空のスカイマイルは期限がないので、コツコツ貯める派にはもってこいです。

総合すると、世界をとびまわるビジネスマン向けというより格安航空券を頻繁に利用する旅行者向けといえるかもしれないですね。