デルタ・コンフォートプラスは上級エコノミー
デルタ航空にはメインキャビン(エコノミークラス)とデルタ・ワン(ビジネスクラス)の間に、デルタ・コンフォートプラスというシートを設定しています。
他社で言ういわゆる「プレミアムエコノミー」という位置づけです。
従来は、メインキャビンを購入したあとにアップグレードという形で予約していましたが、2016年9月19日以降出発分のフライトから、独立した運賃クラスとしての予約になりました。
そこで、今回は「デルタ・コンフォートプラスを3分で理解できる」を目安にしてまとめてみました。
デルタコンフォートプラスのサービス
デルタコンフォートプラスとメインキャビンでサービスにどのような差があるのか比較します。
シートピッチが広い
デルタ・コンフォートプラスの最大の特徴が、シートピッチの広さです。
メインキャビンのシートピッチが、31〜32インチのところ、デルタ・コンフォートプラスは35インチとなっています。
最大10cm以上も差があることになります。
これだけ余裕があれば足を伸ばせますし、窓側の席からトイレに立つときに、隣の人に気を使う必要がなくなります。
優先搭乗
コンフォートプラスの乗客は、デルタ・ワンや上級会員に次いで機内に案内されます。
手荷物を入れる座席上の収納棚は専用になり、もう空きを探さなくて済みます。
また、前方に座席があることから飛行機を降りる際も早く案内されます。
+αのアメニティ
メインキャビンで配られるアメニティセットにはアイマスクと耳栓が入っていますが、これに加え、歯磨きセットももらえます。
ひとことで言うと「ちょこっとシートの広いエコノミー」が「デルタ・コンフォートプラス」です。
デルタ・コンフォートプラスを予約するには
デルタ航空の公式サイトではこの秋から独立した運賃クラスとして、座席を予約できるようになりました。
メインキャビンに比べて少し高い設定になっています。
長距離であればお安いかもしれませんね。
また、メインキャビンを予約した場合でも、座席に空きがあれば後で有償のアップグレードを行うことが可能です。
気が変わった場合や同行者に文句を言われた場合でも安心ですね。
さらに、上級会員のメダリオンには無償アップグレードの可能性もあります。
ダイヤモンドとプラチナメダリオンでは出発前であればいつでも空席がある限り無償のアップグレードが可能です。
ゴールドメダリオンでは出発予定時刻の72時間前から、シルバーメダリオンでは24時間前からの割り当てになります。
ゴールドメダリオンてお高いんでしょう?
いえいえ、年30,000円以下でゴールドメダリオンの権利が入手可能なんです。
通常50,000マイル以上のフライトが必要なゴールドメダリオンの権利ですが、日本では「デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード」に入会するだけで自動的に付与されます。
50,000マイルと言ったら$10,000分(約1,000,000円分)のチケットを買わないと達成できないレベルですが、それが26,000円(+税)で手に入るのであれば一考の価値はありますね。
デルタ・コンフォートプラスへのアップグレードが15,000円の価値だとすると、往復分で年会費の元が取れてしまう計算になります。
他にもエアラインラウンジの使用が可能だったりと、年1回以上海外へ行く方であれば、入会をおすすめしたいカードです。
カードについてはこちらでさらに詳しく解説しています。
「入会するだけでゴールドメダリオンを獲得できるカード」